「積み重ねる」は「罪重ねる」!?
塾に通っているから、大丈夫?
勉強をガンバってるから、点が取れる?
…ソレとコレとは話が別です。「やっているから」といって結果に繋がるか?といったら、決してそうではない。頑張りが報われるのは、その頑張り方が適切であり、テストに対して十分かつ有効的な準備がしっかりと成された場合です。
その子は、決して不真面目な子ではありません。
むしろ、「頑張っている」タイプの男の子。
でもね!結果は必ずしも、その姿と比例するわけでらないのですよ。
塾に来て、その子がまず最初にするのは、学校の宿題や塾のワークなど、なんらかの教材を開き“自分なりに”それを黙々と始めること。(塾では最初の時間を《個別対応》の時間とし、個々別々に勉強方法を「考える時間」を設けています)
コチラにも意図があって自主性を重んじておりますが、 なんにも言わず、何にも問わずに、ただ延々と黙々と続ける彼に、昨日はついに異を唱えました。
問題は、“自分なりのやり方”で、
「ただ、なんとなく、やっていること」
勿論それでも、
「やらない」よりはずっと良いのですが、 、
私には、彼が“なんとなく”始めて、“なんとなく”取り組んで、(時間が来たら、それが途中でも…)“なんとなく”教材を閉じるように見えたのです。
…というか、きっと、そうでしょう。
彼は勉強を闇雲に、“なんとなく”やっている。
それで良い結果が得られると思っているのか?!
良いことも悪いことも、積み重ねてしまうもの。
塵も積もればなんとやら、、
勿論、良い事は積み重ねることによって、その先の良い結果をイメージさせてもくれるし、実際そうなることもありますが、
良くないことだって、毎回続けていたら、それは習慣となり、更に良くない結果へと繋がっていきます。
つまりは、 勉強は、自分勝手にやらないこと!
“自分なりの方法でやりたい”とか、“人に言われたやり方は自分にはきっと合わない”など、それぞれに言い分はあると思いますが、
その“自分なりの”やり方をして、これまでテストでどんな結果を招いてきましたか?
お父さんに言われたこと、
お母さんに言われたこと、
学校の先生に言われたこと、
塾の先生に言われたこと、、
いや、僕のことは僕が一番解っていて、
僕にあったやり方は僕自身が一番よく分かっているから!!…そう思った貴方!
そこの貴方!貴方は一生成長しません。
例え、ひととき良い結果に恵まれたとしても、
それは長続きするものではありません。
他人に言われて面白くなかったり、
自分には間違いなく合っていないと思えたり、
他人に言われてやるのは勉強じゃない!と思ったり、、様々に心を動かして、きっと貴方はこれまでも大きく失敗したことでしょう。
ひとことで言うなら、
「大人の言うことは聞いておくもの」です。
なんなら、ご両親は、あなたのことを生まれる前から一番近くで見てきた人ですし、どこの誰よりもあなたのことを一番注意深く見つめてくれている人ですから、あなたの事を悪いようにはしません。
そして、大人は、誰もが大抵、傷だらけの経歴を持ちます。己が失敗や挫折を少なからず若い頃にしたからこそ、自分の子供には、そんな思いや経験はできればさせたくない…そんなふうに考えるのはごく自然な親心というものですし、なんなら塾の先生は、(あなたに合った勉強方法をあなたに寄り添いながら見つけていく)その道のプロですから、ある程度信頼して、寄りかかって頼れば良いのです。
大人は過去の経験から、こうやってしまうときっと失敗を招く …とか、こうやって解いたほうが失敗は少ない…など、一般的な方法論でも、あなただけに合ったやり方さえも、心から親身になって一緒に見つけてくれるはず!(少なからず私はそうしています)
一度、騙されたと思って、
自分独自のやり方を取っ払って、
人の言うとおりにやってみることです!
大人だからって万能の神ではありませんし、 先生の言ったやり方だって誰にでもマッチングしているわけではありませんから、あなたの結果を必ず伸ばすか?と聞かれたら、決してそういうわけではありませんが、まずは、やってみるだけはタダではないでしょうか?
そして、それを続けることによって実になってくるものもあるでしょうし、継続によって良い意味での積み重ねになってくることもあります。
解らなければ調べること、
恥ずかしがらず積極的に質問すること!
塾をうまく利用することができれば、貴方は自分に合ったやり方を手に入れることができ、良い結果を得ることができるはず!!
素直な気持ちで、確固たる意識や目標も持って!!